格安携帯に乗り換える3つのメリットと2つの注意点!
ドコモ、au、ソフトバンク、いわゆる3大携帯キャリアのケータイ・スマホをお使いの方で、格安携帯に乗り換えたいと考えている方もおられるのではないでしょうか?
格安携帯・スマホは一般的に「格安SIM」と呼ばれ、一番の特徴は「格安」ということ。
携帯キャリアから格安携帯に乗り換える理由は、まさに月額料金が安いということが大きいのではないでしょうか。
最近では、格安携帯のテレビCMを見かける機会も多くなり、認知度も上がってきています。
そこで今回は、携帯キャリアから格安携帯(格安SIM)に乗り換える3つメリットと、契約の際の2つの注意点をご説明いたします。
▶︎目次
1.格安携帯(格安SIM)に乗り換える3つのメリット
格安携帯は「格安スマホ」、「格安SIM」とも呼ばれ、MVNO(仮想移動体通信事業者)が提供する格安携帯電話サービス。
現在では数多くの格安携帯のテレビCMが流され、ドコモ、au、ソフトバンクの3大携帯キャリアを脅かす存在になっています。
そこで、現在携帯キャリアが格安携帯に乗り換える場合、どんなメリットがあるのか?
実際、格安携帯に乗り換えた場合、携帯キャリアとは料金プランやサービス面に違いがあり、以下の3つのメリットが得られます。
メリット➀ 月額料金がとにかく安くなる!
格安携帯という名前の通り、月額料金は携帯キャリアと比べると概ね半額に抑えられます。
とある調査によると、スマートフォン限定の平均月額利用料金は、携帯キャリアで約6,300円/月だったのに対し、格安スマホでは音声通話対応(通話SIM)で3,400円/円、データ通信専用プラン(データSIM)で1,200円という結果も出ています。
なんでこんなに差があるのか?と、疑問がある方もおられるでしょう。
携帯キャリアとMVNOの料金の違いは所有している設備に関係があります。
3大携帯キャリアと呼ばれるドコモ、au、ソフトバンクは、通信回線を確保するため膨大な費用をかけて基地局を建設し、その後の整備・改修のための維持費も必要になります。
一方のMVNOは自社で通信回線を持たずに、携帯キャリアから通信回線を借りて携帯電話サービスを提供しているので、設備投資に関わる費用が必要ありません。
また、携帯キャリアは全国各地にキャリアショップを運営していますが、MVNOはインターネット上での契約が主流。そのため、MVNOではショップの運営に関わる維持費や人件費も必要ないのです。
以上のように、一概に所有している設備の違いだけではないものの、大きい部分では所有している設備によって月額料金に差が生じていると考えられます。
メリット➁ 2年縛りがない!
携帯キャリアをご利用の方は、いわゆる「2年縛り」で契約しているのではないでしょうか?
携帯キャリアでは、各種割引サービスを付ける代わりに契約期間を2年と定め、2年未満もしくは契約更新月以外に解約すれば、一律9,500円の違約金が発生します。
一方の格安携帯は基本的に2年縛りはありません。
大半の格安携帯では、音声通話対応(通話SIM)の最低利用期間は半年~1年間、データSIMに至っては最低利用期が設定されません。
ただし、通話SIMの途中解約は違約金が発生、提供しているMVNOで金額が異なるので契約時に確認が必要です。
メリット➂ 自由な料金プランが選択できる!
携帯キャリアの料金プランといえば、「かけ放題」が基本となり、データ定額と合わせて契約する形式になり、月額6,000円~8,000円が相場。
一方の格安携帯の料金プランは、携帯キャリアとは違った特徴があり、先程からご紹介している通り、音声通話対応の通話SIMとデータ通信専用のデータSIMに分かれ、さらに利用するデータ容量に合わせて契約できます。
参考に、「楽天モバイル」の料金プランをご紹介。
楽天モバイルは「docomo」の通信回線を利用し、楽天らしいサービスを付加していることで多くのユーザーから支持されています。
プラン | 通話SIM | 050データSIM | データSIM |
---|---|---|---|
ベーシックプラン | 1,250円 | 645円 | 525円 |
3.1GBプラン | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
5GBプラン | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GBプラン | 2,960円 | 2,380円 | 2,260円 |
20GBプラン | 4,750円 | 4,170円 | 4,050円 |
30GBプラン | 6,150円 | 5,520円 | 5,450円 |
(出典:楽天モバイル 組み合わせプラン)
以上のように、格安携帯では利用に合わせて自由に料金プランが設定できるメリットがあります。
2.格安携帯(格安SIM)に乗り換える2つの注意点
前項では、格安携帯に乗り換えるメリットを説明しましたが、以下の2つのポイントは注意が必要になります。
支払いはクレジットカード決済が基本
月額料金の支払いに関して、携帯キャリアは口座振替にしている方は多いと思いますが、格安携帯はクレジット決済が基本になります。
一部口座振替に対応しているMVNOはあるようですが、支払い方法はクレジットカード決済のみというMVNOが多いのが現状です。
キャリアメールや決済が使えなくなる
携帯キャリアでは、「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」といった、いわゆるキャリアメールが利用できます。
しかし、格安携帯では一部独自のメールアドレスを使えるMVNOはありますが、基本的にキャリアメールは使えなくなります。
また、携帯キャリアのゲームや音楽のダウンロードなどで便利に利用できるキャリア決済が、格安携帯ではキャリア決済は利用できません。
以上の2点は注意が必要。
特に支払いに関して、クレジットカードを持っていない方は契約できないケースもあるので注意しておきましょう。
3.まとめ
ケータイ・スマホといえばドコモ、au、ソフトバンクの携帯キャリアが当たり前でしたが、現在では格安携帯(格安SIM)に乗り換える方が増加しています。
乗り換える一番のメリットは何といっても「月額料金が安くなること」。
単純計算でキャリアの半額程度に抑えられ、自由に料金プランを設定でき、さらに最低利用期間は半年~1年と短いのも大きな特徴です、
ただし、支払いはクレジット決済が基本となり、携帯キャリアのサービスがなくなることは認識しておく必要があります。