乗り換えに必要な準備とは?
ドコモやau、ソフトバンクの3大携帯キャリアをお使いの方は、通話品質がよく多彩な機能は使えて満足しているけど・・・
月額料金の支払いが大変!と、お困りではありませんか?
そこで今注目されているのが「格安携帯」。
格安スマホや格安SIMとも呼ばれますが、大きな特徴は月額料金が携帯キャリアよりも安いこと。
そこで、月額料金を抑えるために携帯キャリアから格安携帯に乗り換える方が増え、幅広くシェアを広げているのです。
ただし、乗り換えは自由にできますが、乗り換え前の準備しておかないと後になって失敗した!となりがち。
ということで今回は、携帯キャリアから格安携帯に乗り換える前におこなうべき準備をご説明いたします。
▶︎目次
1.格安携帯に乗り換える手順
格安携帯は、SIMカードとSIMフリー端末を組み合わせて使うことで通話やデータ通信が可能に。
そのため、一般的に「格安SIM」と呼ばれています。MVNO(仮想移動体通信事業者)という通信事業者が提供する携帯電話サービスです。
また、携帯の乗り換えは通常「MNP」と呼ばれ、電話番号を変えずに携帯電話会社が乗り換えられる便利な制度。もちろん、格安携帯への乗り換えは自由にできます。
そこで、実際に携帯キャリアから格安携帯に乗り換え(MNP)する場合、携帯キャリア間の乗り換えと同様の以下の2ステップで完了します。
- 契約している携帯キャリアから「MNP予約番号」を取得する
- MNP予約番号を使ってMVNOと新規契約を結ぶ
異なるサービス形態への乗り換えなので、手続きは面倒そうに感じられがちですが、一般的な手順で完了します。
2.格安携帯に乗り換える前に必要な準備とは?
乗り換え(MNP)自体はそれほど難しい手続きもなく完了しますが、事前の準備が必要になります。
初めて格安携帯に乗り換える方は、何を準備したらいいの?となりますが、大きくは以下の通り。
- 現在の契約内容の確認と対応
- 使用する端末を決める
現在の契約内容の確認と対応
格安携帯への乗り換えを決めた段階で、まず現在の契約内容の確認を行いましょう。
具体的には以下の確認は必須です。
- 機種の分割残債
- 契約更新月
- 保有ポイント
機種の分割残債
まず、今使っているケータイやスマホを分割で購入している方は、分割残債の確認は必須。
乗り換え(MNP)する時点で分割の残債(残額)がある方は、すべて支払わなければなりません。
支払い方法は、3キャリアともに引き続いて分割で支払うこともできますが、一括払いにも対応してくれます。
万一支払いが滞ってしまうと、ブラックリストにリストアップされる危険もあるので、規定の方法が確実に支払うようにしましょう。
契約更新月
契約更新月の確認は、「違約金」の支払いを回避するために行います。
違約金とは「契約解除料」を指し、契約更新月以外に解約したときに請求されるMNPにはつきものの厄介な制度。
違約金はキャリア統一で、9,500円(税抜)が請求されます。
キャリアの契約更新月は、一般的な2年契約プランや割引サービスで、契約月の翌月を1ヶ月目として、
・24ヶ月目が契約満了月
・その翌月と翌々月(25ヶ月目と26ヶ月目)が契約更新月
となります。
この2ヶ月間の契約更新月に何もしなければ自動更新。
つまり、自分の契約更新月を確認して、その期間に解約すれば違約金は1円も発生しないことになるのです。
保有ポイント
これは損害を被ることはないものの、キャリアと契約していれば毎月の利用料金の支払いとともに、
- ドコモ:dポイント
- au:au WALLETポイント
- ソフトバンク:Tポイント
といったキャリア独自のポイントが自動的に貯まっていきます。
その貯まっている保有ポイントは、乗り換え(MNP)に伴ってキャリアを解約すればすべて無効になってしまうので、乗り換える前に現状の保有ポイントを確認して使い切らないと勿体無いですよね。
使い方はキャリアによって様々な方法があり、月額料金に充当できたり、提携している店舗などで買い物ができたりするので、乗り換える前に使い切ってしまいましょう。
以上の3つのポイントは、インターネットを利用して各キャリアの「My ◯◯◯」で簡単に確認できるので、特に分割残債と契約更新月の確認は確実に行いましょう。
キャリアメールは使えなくなる
また、携帯キャリアを解約した場合、キャリアメールは使えなくなります。
キャリアメールとは、
- ドコモ:@docomo.ne.jp
- au:@ezweb.ne.jp
- ソフトバンク:@softbank.ne.jp
といったキャリア独自のメールアドレスです。
そのため、現在ではキャリアメールの代わりにGmailやYahooメールといったフリーメールを利用している方が増えています。
フリーメールは会社が変わってもアドレスが変わることはありません。
使用する端末を決める
次に、格安携帯(格安SIM)へ乗り換える場合、端末は自分で用意しなければなりません。
そこで端末を決める際、以下のような選択肢があります。
- SIMフリー端末の購入
- SIMカードと端末がセットで契約できるMVNOと契約する
- 現在使っている端末をSIMロック解除して使う
市販されているSIMフリー携帯を購入する方法が好きな端末を選べるのでベストですが、面倒な方はSIMカードと端末がセットで契約できるMVNOの利用がおすすめです。
また、現在使っている端末を使いたいという方は「SIMロック解除」という方法はご存知ですか?
SIMロック解除とは、SIMロックを解除する設定を指し、解除設定を行えば、現在利用している端末がそのまま利用できます。
ただし、
3.まとめ
現在では、携帯キャリアの月額料金が高いということで、格安携帯に乗り換えるケースが増えています。
手順はMNP予約番号を取得して新しいMVNOと新規契約を結ぶだけですが、事前の準備は忘れずに。
その準備として、大きくは現在の契約内容の確認とその対応、格安携帯に乗り換えた後に利用する端末の準備です。
中でも、分割残債や違約金といったお金が絡んでくるものは、しっかり確認して払うものは払っておかないと、ブラックリストに載せられる危険があるので注意しましょう。