格安携帯からのMNPでも違約金は必要?

ケータイ・スマホのMNP(携帯乗り換え)で厄介な存在は「違約金」。
ドコモ、au、ソフトバンクの携帯キャリアでは、契約更新月以外に解約すると、一律9,500円の違約金(契約解除料)が請求されます。

格安携帯からの乗り換えでも違約金は必要?

そこで、格安携帯(格安SIM)から解約するときも違約金は必要なのか?

格安携帯では、キャリアのような「2年縛り」という制度は存在しません。
しかし、「最低利用期間」が設けられ、MVNOによって対応は異なりますが、その期間内に解約すれば違約金が請求されます。

ここからは、格安携帯(格安SIM)を提供する各MVNOの最低利用期間と違約金をご紹介いたします。

▶︎目次

1.格安携帯の最低利用金および違約金!MVNOで対応はバラバラ!

まず、ドコモ・au、ソフトバンクのいわゆる3大携帯キャリアの料金プランや割引サービスは「2年自動更新」が基本。

一般的に、2年ごとに「契約更新月」という期間が設けられ、契約更新月に契約者から解約などの申し出がない限り自動的に契約が更新されます。

そこで、いかなる理由でも2年未満の解約、契約更新月以外の解約は、キャリア共通で9,500円(税抜)の支払いが請求されます。

俗に「2年縛り」と呼ばれ、MNP(携帯乗り換え)で一番厄介な存在です。

格安携帯(格安SIM)の最低利用期間と違約金は?

格安携帯(格安SIM)は冒頭でも説明した通り、携帯キャリアの「2年縛り」のような制度はないものの、最低利用期間があります。

格安携帯の最低利用金および違約金

格安携帯(格安SIM)の料金プランには、

  • 音声通話とデータ通信ができる「音声通話SIM」
  • データ通信のみが利用できる「データSIM」

と、2タイプに分かれます。

最低利用期間は、格安携帯を提供するMVNOで異なりますが、音声通話SIMで6ヶ月または12ヶ月。
携帯キャリアと比べると、縛りというストレスは半分に軽減されます。

もう一つの「データSIM」は、ほとんどのMVNOで最低利用期間は設定しておらず、設定されていても1ヶ月~2ヶ月と短期間。

そこで、音声通話SIMの最低利用期間に設定してある期間内に解約すると違約金が請求されますが、最低利用期間や違約金の設定がないMVNOなどもあり、対応はバラバラなのです。

では、実際のMVNOの最低利用期間や違約金をまとめましたのでご覧ください。(違約金は税抜額)

MVNO名 最低利用期間 違約金
mineo(マイネオ) なし なし※1
楽天モバイル 12ヶ月 9,800円
BIGLOBEモバイル 12ヶ月 8,000円
LINEモバイル 12ヶ月 9,800円
OCN モバイル ONE 6ヶ月 8,000円
UQモバイル 12ヶ月 9,500円
IIJmio(みおふぉん) 12ヶ月 (12ヵ月-利用月数)×1,000円
NifMO 6ヶ月 8,000円
b-mobile 5ヶ月 8,000円
イオンモバイル なし なし※2
DMMモバイル 12ヶ月 9,000円
Fiimo(フィーモ) 12ヶ月 10,000円

※1 mineo(マイネオ)は最低利用期間および違約金は設定されていませんが、利用開始の翌月から12ヶ月以内にMNP転出する場合、11,500円の事務手数料が発生します。

※2 イオンモバイルは、180日以内にMNP転出すると8,000円の事務手数料が発生します。

以上のように、MVNOによって最低利用期間および違約金は異なるので、1年以内に解約する際は確認が必要です。

2.まとめ

携帯電話のMNP(携帯乗り換え)はとても便利な制度ですが、違約金の支払いの問題で躊躇っている方は多いのではないでしょうか。

通常、携帯キャリアでは契約更新月以外に解約すれば一律9,500円の支払いが発生します。

それは、格安携帯(格安SIM)でも適用され、最低利用期間は6ヶ月~12ヶ月とキャリアと比べると短めに設定してあり、その期間に解約すれば違約金が請求されます。

最低利用期間および違約金はMVNOで設定が異なるので、契約の際はしっかり確認しましょう。

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